七尾市 唯一の不登校の子を持つ親の会
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Fleurir(フルリ-ル)石川 (楽しみながら不登校を考える会)
このFleurir石川は2018年8月から始まりました。
なぜ始まったのかというと、不登校の子を持つ親の居場所がなかったからです。
私も不登校の子を持つ親の一人です。
子どもが不登校になったとき
私の頭の中は、「私は親として、大人として、仕事をして子どもを育てるのが仕事。」
子どもは「学校に行くことが仕事。」
お互いにやるべきことをするべきだと思っていました。
だから、
子どもが不登校になったばかりの頃は、原因ばかりを考え、学校に戻すことばかり考えていました。
戻すために、担任の先生や校長先生に頼り、どうにか今までのように普通に学校に行く子に戻って欲しいと願っていました。
でも、、、
間違っていました。
担任の先生や校長先生に頼ったことが間違いなのではありません。先生方はそれなりに、よくしてくださいました。
そこではなくて、私自身が
学校に行かない子どもを見ている自分が不安を感じ、その不安を消そうと学校に戻そうとしていたことがです。
こどもがなぜ、学校に行かないかよりも、行かないと思う気持ちを受け止めることをせず、
子どもの気持ちは置いてきぼりにし、私の気持ちで学校に行かせようとしていました。
こんなことを続けているうちに、子どものことをどんどん理解できなくなり、先生方が言われることもわかっていてもできないもどかしさで、
孤独感を感じるようになりました。
同じ不登校の子を持つお母さん達は
どう過ごしているんだろう。
子どものしんどい姿を見て、どう思っているんだろう。
先生方から指導していただいていることに対してどう思っているんだろう。
そんなことを考えているうちに、同じ状況の親御さんと話をしたくなったのです。
誰かに気持ちをわかって欲しかったのです。共感して欲しかったのです。
本当は何をしてあげたらいいのか、同じ状況の人たちと話してみたかったのです。
これがFleurir(フルリ-ル)石川が始まったきっかけでした。
そう思った時から、
保健室の先生に
「他にも不登校のお子さんて、この学校にいるんですか?」
と聞いてみましたが、
うちの子だけしかいないと聞き、
けれど、保健室登校をしていた時に
泣く泣く親に保健室まで連れて来られる子どもや
1限目2限目は教室に入れず、保健室や図書室で過ごす子どもたちがいるので、
この子たちの親御さんもしんどい思いをしているのではないかと、
またまた聞いてみたところぼやっとした返事しかありませんでした。
ある日、勇気を出して
「学校に来ていないお子さんの親御さんや、教室に入れないお子さんの親御さんとのお話会をしていただけませんか?」
と聞いてみました。
答えは
個人情報の保護ということでNOでした。
それならば、
学校ではなく、子育てのお話会ということで「市」のどこかでしていないかと聞きに市役所に行ってみました。
でも、ありませんでした。
そのうち、
どんどん子どもの状態は悪くなり、学校との関係もどんどんしんどくなり、
自分の子育てが悪かったのだと、私の精神状態も悪くなりました。
目の前にいる子どもの笑顔が戻って欲しい!
今の状況をなんとか受け入れたい!
こんな風に考えている人たちと繋がりたい!
この気持ちから親の会を始めることを決意しました。
2021年1月で親の会が始まってから、2年半になります。
この親の会は、不登校の子を持つ親御さんを決して孤独にせず、問題を問題視するのではなく、前向きに捉え、
今を直すのではなく、受け入れ「今だからできること」を考え話し合えます。
これからも続けていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
次回は
2月27日(土)に開催です。
最後まで読んでくださってありがとうございます。