子どもの権利条約
昨日に引き続き、「親と子のリレーションシップほくりく in 石川」での明橋先生のお話の中に出てきた子どもの権利条約について書こうと思います。
昨日お話を聞かれた方はどう感じたのでしょうか?
私は明橋先生のお話がストーンときたので、お話されていたことを抜粋してそのまま書きますね。
Contents
子どもの権利条約について
世界中のすべての子どもたちがもっている“権利”について定めた条約です。戦争に巻きこまれてしまったり、防げる病気で命をうしなってしまったり、つらい仕事で1日が終わってしまったり…世界には厳しいくらしをしている子どもたちがいます。
「子どもの権利条約」は、そんな子どもたちをはじめ、世界中の子どもたちの強い味方です。
子どもの権利条約の四つの柱
生きる権利
命が守られること
育つ権利
持って生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療や教育、生活支援などを受け、友達と遊べること。
守られる権利
暴力や搾取、有害な労働から守られること。
参加する権利
自由に意見を言ったり、団体を作ったりできること。
子どもの権利条約に対する誤解
「子どもの権利は発展途上国などの子どもの人権が著しくしんがいされているくにのためのもの。
日本ではすでに充分保証されているし、これ以上権利を認めることは、甘やかしにつながる。」
といったような誤解があるようです。
しかし、日本でもいじめや家庭不和などの結果、子どもの自殺が突出して多いことが知られています。(子供の幸福 37位/38か国)
子育てを子どもの権利条約から見直す
休息、遊びの保障
子供の意見を聞く、決定権を渡す。
「ありがとう」を伝える。
※大人もまた権利を尊重され、支えられる必要がある。
まとめ
子どもにとって、やさしい世界は、大人にとってもやさしい世界。
その手掛かりとなるのが、子どもの権利条約。
子どもも大人も幸せに暮らせる社会を作っていきましょう。
私の感想
大人や親が生きづらさを感じる社会は、子どもにとっても生きづらさを感じる社会。
体裁や常識を気にしたり、
上下関係を気にしたり、
ルールを気にして、自由に意見も言えず行動も出来なかったら、「幸せ」とは言えない。
世の「当たり前」を大事にするのではなく、「自分」を大事にしたいと思います。
そして、これを子どもと共に実践したいと思います。
最後に「不登校の子どもの権利宣言」
も紹介させていただきます。
フリースクール 東京シューレホームページより
不登校の子どもの権利宣言
すべての子どもたちが 自身に合った生き方を選ぶ権利を持っています。 学校へ行く人、行かない人、 家で過ごす人、学校以外の場所、フリースクールやフリースペースに通う人…。子どもにも、いろいろな学び方、過ごし方、生き方 があって、選択肢もたくさんあると思います。どんな生き方も、大人の人や社会から押し付けられたり、競わされるのではなく、本人が納得して過ごしていることが大事。大人と子どもが同じ目線で話したり考えたり、お互いを思い合えたらいいなと思います。
この権利宣言は、フリースクールに通うメンバーが「子どもの権利条約」を学ぶ中で、不登校を経験した私たちからも思いを発信したい!と、“子どもの権利”と“不登校”をテーマに話し合いを重ね2009年8月に完成、全国子ども交流合宿「ぱおぱお」で採択されました。
「不登校の子どもの権利宣言」は不登校を経験した私たちからの目線で考えましたが、子どもたちにもいろんな生き方や可能性、選択肢があるということを、多くの人に知ってもらえたり、考えてもらえるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこれでおしまい。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
(17日目 完)