居場所をください~限界密着・・・壊れていく子どもたち
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衝撃的だった…..こんなにも居場所がない子供たちがいるとは。
フジテレビで放送された「居場所をください~限界密着…壊れていく子どもたち」は、本当に衝撃的だった。
その中の1つの話で、ある高1の男の子、中2から不登校で2年間ひきこもり。
家では昼夜逆転で、毎日ゲームばかり….完全ゲーム依存の様子。
夜中になると、大声で叫んだりして、暴れていて、
母親が困惑・疲労し、体調を壊し、1人では手に負えないと、
全寮制のフリ-スク-ルに連絡を取り、そこの運営代表者とフリ-スク-ルの代表者の男性2人が、
母親に家の鍵を預かり、その少年を迎えに行く。
けして、無理やりに連れて行くのではなく、本人の同意のもとで….とのことだった。
この、母親の気持ち、痛いほど解る。
私にも、息子がいて、同じくらいの年頃の時、同じような状況だった。
昼夜逆転してのゲ-ム依存。夜中にはオンラインゲ-ムに没頭しすぎての、大声と物音。
壁には穴が開いている部屋….
本当に親として、困惑している時期もあった。
どうしたら、
息子がこんな状態をやめられるのか、
誰に頼ればいいのか、
どこに頼ればいいのか、
本当にしんどかった、苦しかった….
けれど、施設に入れてしまおうとは、考えたことはなかった。
でも、暴力や自傷行為などがあったら、やっぱり考えてしまうだろうなぁ。
女の私には息子の力には及ばないと感じているから。
最後の最後の最後の手段として、第3者の力に頼るだろうなぁ。と。
親が子どもを「施設に入れる」という選択をするときは
けして、厄介払いをするのではなく、
本当に子どもの将来を思って、身が裂かれる想いでの決断だと思う。
この親心をこどもが勘違いしないで欲しいと、強く思うが、たぶん理解するのは相当あとだろうなぁとも思う。
この親の決断が子にとって、どうなのか….
番組の中の少年は、男性2人が説得しているときに、
「何回も頑張って頑張ってやってきてこれなんで、、それを否定されるなら死にます!」
と言っていた。
親も苦しいが、子どもも苦しんでる様子がよく解った。
この家庭の場合、施設に行くことで、少年は良い方向にいったけれど、
私は、命の危険がない場合なら、この少年をもっと理解する余裕を、親に持たせてあげることも大事だと思う。
親も孤独でこの状況と戦っていて、本当にしんどかったのだと思う。
でも、独りじゃなく一緒に向き合う人がいたら違ってくると思う。
昼夜逆転、ゲ-ム依存、不登校、ひきこもりの子どもは、本当にたくさんいる。
ゲ-ムが本当にやりたくてやっているのではないし、将来のことも全く考えていないわけでもなくて、
何をしたらいいのかわからなくて、現実逃避でやっている子どもの気持ちを解ってあげられる大人がたくさんいたら、
この親御さんも孤独にはならなかったんだろうと思う。
尾木ママも言っていたが
全寮制のフリ-スク-ルはもっとあってもいいと。
この場所で、家にひきこもって、何をしたらいいか迷子になっている子どもたちが、自分で生きるきっかけになるならと….
もっと欲を言えば、
〇歳だから規則正しく生活し、〇歳だから勉強をする….というな型にとらわれない大人もたくさんいたらいいと思う。
どんな生き方でも、本人が決めた進み方ならそれでいいんだと思えたら、なおいいと思う。
社会全体が、子どもたちの居場所になったらいいと思う。